主任試験・管理職試験における勤務評定問題

公務員志望の方
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こんにちは。
ナースママです。

今回は「主任試験・管理職試験における勤務評定問題」について書いていきます。

夫の質問箱に勤務評定についての質問が多く入っているので書いていきたいと思います。

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勤務評定とは?評価はいつされる?

まず、都庁における勤務評定とは何でしょうか。

以下のリンク(東京都職員の人事考課に関する規程)によると、業績および職務遂行過程のことのようです。
東京都職員の人事考課に関する規程 (tokyo.lg.jp)

なんだか難しく書いてあるりますが、つまりは、任された業務の成果がどれくらい出ているのかその業務を行う上でのプロセスが評価の対象になっています。

一言でいうと結局は頑張りを見られているんですね(笑)

とはいっても、自分はこれだけ頑張っているのになんで今年も4号昇給?あいつは5号昇給なのに!なんてことはあるあるですよね。

看護師の世界も同じですが、師長の独断で等級が上がって給料が良くなったり、研修に呼ばれて出世したりしていて悔しい思いもします。

仕事を頑張っていない人はいないと思いますので何とも難しい話ですよね。
どこの世界でも同じなんだなと思いましたがもっと正当に評価されたいですよね、、、
評価が良い人とそうでない人では何が違うんでしょうか。

さて、都庁の話に戻します。

勤務評定は試験がある前年度の12月31日に決まります。

令和4年度に試験のある人は、
令和3年1月1日~令和3年12月31日の業績に基づいて令和3年12月31日に決まります

つまり、現時点で受ける予定の昇任試験の勤務評定はすでに確定してしまっているのです。

じゃあ、1月1日から試験日までの期間は確定してしまっているし、もうどうでもいいやというそこのあなた!

上記の東京都職員の人事考課に関する規程 (tokyo.lg.jp)の十一条によると
「業績評価シート」とありますよ!。

公務員お得意の「等」がここに登場しています。

勤務評定だけならば「等」なんて書かないですよね。

なので、12月31日に評価される勤務評定以外にも昇任試験には関係していると考えて間違いないです。

それは、1月1日から試験日までの評価かもしれませんし、昇任試験時の噂になっている課内順位や課長順位かもしれませんし、何かはわかりませんが確実に何かが関係しているのです。

試験日の前日もそのあとも評価され続けているかもしれないので気は抜けませんね。
つまりは、ずっと頑張っていなさいというメッセージです(笑)

上司と仲が良かったりすると見えない力が働いたりするので怖いものです。
味方にできればこれ以上に強い味方はいませんが。

昇進試験を受ける方は、これらのことを考えて業務に励む必要があります。

主任試験は4号昇給しか取れていなくて受かるか

これは、一番よく来る質問だそうです。
結論から言うと、5号以上とっておけば間違いないですが、4号しかとれていなくても受かります。

良く来る質問なので、それだけ皆さん5号昇給が取れていないことがわかります。

そんなに不安にならないでも大丈夫です。
逆にいえば、5号以上とれている人は、論文でよほど失敗しない限りは受かります。

合否の判断材料は差が付きにくい論文勤務評定+見えない何かくらいなので勤務評定が上位なら普通にやっていれば逆転されないからです。

課長から気に入られていたらさらに間違いないです。

4号昇給者の中でも、勤務評定以外に何かが良かったり、課長に気に入られていたりすると、5号昇給者を逆転したりします。

前の章で書きましたが、判断材料は勤務評定以外の見えない何かが加わっているのでこういうことが起こります。

あとは、5号の中にも論文対策ができていなかったりするので、しっかり対策しておけば普通に受かるのです。

先日、我が家に何人か夫の同期が来ましたが、5号をもらっていた人は全員ではありませんでした。

それでも受かっているようでしたので、5号取れなかったからと言って諦めるとこはありません。

参考までに主任試験の論文評価と合格基準はこんなイメージです。
これに加えて見えない力が働きます。
◎:ほぼ間違いなく合格
〇:多分合格
△:不合格に近い合格
×:不合格

 論文A論文B論文C論文D論文E
5号×
4号××

論文がミスっていない基準は、論点が適切に挙げられていて、対策等も合格論文に引けを取らずかけていて文字数もしっかりかけている状態です。

これで、BorC以上の評価はもらえるはずです。

管理職試験Aでの勤務評定の扱い

管理職試験における勤務評定の取り扱いは主任試験のそれとは少し違っている気がします。

主任試験は約3倍の倍率ですが、管理職試験Aは事務職で約20倍、技術職で約40~50倍です。
この中から選ぶとなると、やはり、より良い勤務評定が必要なります。
5号以上とっていないとかなり難しいかもしれません。

そもそも管理職Aで受かる人は、繁忙部署や困難部署にいる傾向が高く、勤務評定も高いです。
普通に頑張っていても受かりません。
普段から頑張って上司に認められ、そういった部署で揉まれておく必要があります。

こういった部署の人が全員高評価ともならないので普通に4号の人もいるにはいるでしょう。

口頭試問のため対策についても近日中に公開しますので、管理職試験Aに通りたい人はぜひご活用ください。

良い勤務評定をとるためには

これについては以下の記事にまとめてありますので、必ず読んでください。

頑張っているのは自分だけではありません。
なので、ただ頑張っただけで成功できるほど簡単なものではありません
頑張っている中で、いかに課長に早く上げてアピールし、前年踏襲になっていないかなど考え続けてください。
工夫して自分なりの色を出して行動していれば結果はついてくると思います。

上記の記事内にも書いてありますが、課長ファーストは都民ファーストにつながります

最終的に都庁職員は、いかに都民に貢献ができるかというところが一番大きいです。

この視点を忘れずに頑張っていれば、頑張る方向性を間違えずに行くことができ、評価されやすいはずです。

新人の皆さんもこのようにことに気を付けて仕事に取り組んでみてはいかがでしょうか。

新年度まであと少しです。
心機一転頑張りましょう!

主任試験についてはこちらにまとめてあります。

主任試験の論文についてはこちらです。

管理職試験についてはこちらになります。

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